さて次は旧市街を北へ歩いてブラウエライ・イム・フュクスヒェン(Ratinger Str.28)を訪ねます。
結構暑くなってきました。
中に入ると、おっ、注いでますな。
カウンター横のガラス張りボックスはウエイターの精算所、コースターに記載したお客さんのおかわりの数はここへ申請されます。いわば店の中央管制室、たいがい眼鏡をかけた厳格そうなオバサンが座っています。
なかなかノスタルジックな雰囲気ですが、その昔ケルンのシェーンハウザー通りにあったキュッパースブラウハウスのそれは実に素晴らしいものでした。
フュクスヒェンの創業は1848年。
地元に親しまれ根強いファンがいます。
お昼時ですが店内はわりと空いています。夜の賑わいがまるで嘘のよう…
ビールが来ました。
写真では解りにくいのですが、カラーは他所に比べやや薄めです。
クピッとひと口…
うん、ホップも利いてフルーティー、アルトは上面酵母ですが目を瞑って飲めばキレのあるラガーを思い起こさせます。
「美味い!」と満足させてしまう一歩手前の引きの良さ…
(じらし上手?)
次の一杯を促す抜けの良さ…
毎日飲むならこんなビールでしょうか。