バンベルクの淡色系ビールはどうでしょうか。
先述のブラウエライ・シュぺツィアルの真向かいにあるブラウエライ・フェスラです。
おすすめはなんといってもピルスとラガーです。
ピルスはホップの香りと苦味が申し分なく、すっきりとした喉越しとほのかな甘い余韻が秀逸なビールです。これはフランケンでも間違いなくトップクラスのビールだと思います。
ラガーもいいです。ピルスより幾分色合いが濃く、麦芽の心地よい香りと甘味を感じます。
毎回ここを訪ねるのが午後の静かな時間帯なので、地元と思しき人らに混じりゆっくりと昼下がりのビールを楽しみます。
フェスラの通りを真っ直ぐ南下するとニュルンベルガー通りに名を変えます。線路と並行する辺りで右折してカペレン通りを直進、まもなくマリア・ヒルフ教会のヴンダーブルクがあります。その先にあるのがブラウエライ・ケースマンです。
ケースマン自慢のヘレン・ピルス、中庭のグリーンのテーブルに映えます。ホップの利いたキレのある喉越しはフェスラよりややコクのある感じですが、いずれ甲乙つけ難い味わいです。
バンベルクはラオホだけでなく淡色ビールも実に旨い、まさにビアパラディースです。