秋田駅東口すぐ、和食のお店で4人の集いからの2本です。
NV クレマン・ダルザス キュヴェ・プレステージュ
ルネ・ミュレ、フランス、アルザス
・・・ピノ・ブラン、オークセロワ、リースリング、ピノ・グリ、ピノ・ノワールとアルザスの主要品種で彩られたクレマンです。ドイツゼクトに使われる品種が目白押しなので、期待に胸ワクワクで開けました。
香り良いです。落ち着いた品の良い甘さがあります。口に入れるとリースリングの類の酸をまず感じますが、荒さは微塵もありません。軽快なようで複雑さも兼ね備え、料理の殆どによく馴染む驚きの柔軟性を持っています。ピノやシャルドネ系の泡や単一品種の多いドイツゼクトに慣れた自分にとってはすごく新鮮で、その品質の高さと使い良さを実感しました。(岩田醸造 ¥2,940)
2008er ソヴァージュ リースリング Q.b.A トロッケン
ゲオルグ・ブロイヤー、ラインガウ
・・・以前の試飲で柑橘系の爽やかな印象が残っていたのでこのワインを選んでみました。開けてすぐの香り、飲み口はモーゼルを想わせる印象もありますが、温度が上がると徐々にブロイヤーらしい力強い果実味が増幅、元来のミネラル感を伴った硬さやほろ苦さを含んだハーブのような余韻が支配します。この段階で多様な料理(和食に限って)との相性という点ではクレマンに軍配が上がりましたが、ワインそのものの旨さには疑いの余地もありません。クオリティの高さではこのクラス随一です。