クーフシュタインからカイザーゲビルゲに沿って、
ザンクト・ヨハンへ。
アルペンスキーのメッカ、キッツビュールの北隣り、東にヴィルダー・カイザー、南にキッツビューラーホルンを臨む人口約一万の保養地です。
静かな佇まいのハウプトプラーツ(中央広場)。
そして向かうは、
駅近くにあるフーバーブロイ。
起源は1727年まで遡りますが、1883年から現在のフーバー家が営んでいます。
さっそく町のシンボル?ビアトゥルム(ビール塔)と呼ばれるブロイシュトゥーバールへ昇ります。
最上階のフロアは想像していたより、こじんまり。
地上27mからの景色を眺めながら、
エクスポートタイプのシュペツィアルを。
ホップはドイツのテトナングとシュパルター・セレクト。
柔らかな口当たりです。
次の無濾過ツヴィックルも同様にさらりと喉を通り抜けます。
18世紀のオリジナルレシピを再現したというアウグスティヌス。
琥珀色が誘うカラメルモルトの甘みが程良く後を引きます。
チロルのローカルビールはことさらに自己主張はしません。
豊かな大自然や飾り気のない人々のホスピタリティが反映された、ゆったり開放感に浸れる癒しの水です。