ビールに満たされたら、次は修道院見学へ。
途中、古い標識に遭遇。
ははーん、これが例の…
「エーミール、シュトップ(止まれ)!」
ビールの配達がまだ人力だった時代、呑み助のエーミールは行く先々でビールをごちそうになり、ぐでんぐでんで帰って来ます。
次の配達に無事行けるか否かをのチェックするのが此処。
荷車引いてピタッと止まればハイ、合格。
なら、僕も。
目を瞑り、両腕広げ、片足立ちでトントントン。
ブラウラーデン(売店)でラインナップをチェック。
5L缶は最後のチョロチョロがちょっと切ないけど、捻って出すワクワク感が堪りません。
で、ようやく聖堂内部へ。
木造の平天井は当時のロマネスク建築の標準様式(だそうです)。
修道院内部。
修道僧の寝室。
当時の落書きが残存。
中庭ではイべントも開かれるようです。
回廊にはビアサーバーが備えられ、メニューにはフラムクーヘンなどおつまみも載っていました。
天井はロマネスク様式と、
ゴシック様式が混在。
歴史的建造物と名物ビールがコンパクトに収まったアルピルスバッハ。
バーデンのワイン生産地域を巡りながらビールも飲むという強欲の旅、ルートを大きく外れて来た甲斐がありました。