シュタインベルガー・カビネットの2008年と2003年を飲んでみました。
2008er シュタインベルガー リースリング カビネット
クロスター・エーバーバッハ、ドイツ、ラインガウ
・・・まだ開いてはいませんが、フローラルな香りが主体です。クリーンで優しい飲み口、甘さは十分ですが、酸とのバランスが良く、さらりと心地よい喉越しです。30分位で香り、味わいが徐々に複雑さを増してきますが、エレガントな面持ちは一貫して変わりません。今飲んでも美味しいワインですが、このイメージを記憶しつつ、あと2,3年待っても面白いかもしれません。
2003er シュタインベルガー リースリング カビネット
クロスター・エーバーバッハ、ドイツ、ラインガウ
・・・前回は昨年の6月でした。熟成のカラーは出ていますが、非常に透明感があります。香り、味わいは温度が上がり30分程でラインガウらしさのピークを迎えます。甘味は集約され、アプリコットやイチジクのジャムのような味わいが舌に絡みつきます。酸はかなり落ち着いていますが、フレッシュさを残しています。飲み進むうち余韻にようやく熟成感が漂いはじめ、7年の年月に気づきます。通常のシュペートレーゼと比較しても遜色のないワインです。